章全体を読む
われら律法は靈なるものと知る、されど我は肉なる者にて罪の下に賣られたり。
されば善なるもの我に死となりたるか。決して然らず、罪は罪たることの現れんために、善なる者によりて我が内に死を來らせたるなり。これ誡命によりて罪の甚だしき惡とならん爲なり。
わが行ふことは我しらず、我が欲する所は之をなさず、反つて我が憎むところは之を爲すなり。