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(此 等はみな用ふれば盡くる物なり)
『捫るな、味ふな、觸るな』と云ふ規の下に在るか。
これらの誡命は、みづから定めたる禮拜と謙遜と身を惜まぬ事とによりて知慧あるごとく見ゆれど、實は肉 慾の放縱を防ぐ力なし。